国産の服の割合
日本で流通する服のうち、国産品の割合はどれくらいかわかりますか?
答えはなんとわずか2.0%です。
想像してみてください。
タンスの中に100枚服があるとして、日本製はそのうちたったの2枚です。
1990年代には5割が国産品でありました。
この30年の中で何が起こったのでしょう。
日本で流通する衣料品は約39億枚といわれ、そのうち8700万枚が国産です。かつては10億枚以上であった国産は09年に2億枚以下となり、その10年後には半減しました。
日本品は高単価の商品が多いため、金額では10%台を占めていますがかつてに比べ40%以上低下しています。
平成に入ってからは中国やアジアなど、低単価で作れる商品が横行し生産拠点も海外に進出していきました。その結果低価格帯の服が市場に溢れかえり、国産品は減少し続けました。
昨今のコロナウイルスによって、製造業の国産回帰が注目されていますが、アパレルは非常に難しいと言われています。店頭で服が売れなければ工場の経営はひっ迫し、雇用が守れないのはもちろん大量の在庫を抱えるトラブルも発生しました。
国産の高い技術を衰退させないための供給網の見直しに迫られています。
SAISAはMADE IN FUKUIにこだわり繊細な生地、高い技術力を生かした商品作りを行っております。