サスティナブル素材にどんなものがある？

近頃、SAISAを始めさまざまなファッションブランドがサスティナブルの取り組みを行っております。今回はサスティナブルファッションで用いられる素材に関して紹介いたします。是非参考にしてみてください。

【地球環境に優しい素材】

サスティナブルな地球環境に優しい素材は大きく分けて【リサイクル素材】と【天然素材】の2つに分けることができます。

【リサイクル素材】

リサイクル素材とは、使用済みの製品や、廃棄する予定のものを再利用して作られた素材です。例えばSAISAで使用しているリサイクルポリエステルはペットボトルから再利用しています。ペットボトルを再利用する事で、ポリエステルの原料となる石油の使用量を減らすだけでなく、温室効果ガスの低減にもつながります。

【天然繊維】

綿や麻など天然素材は読んで字のごとく、自然の中で育ち、土に還る素材の事です。天然繊維は土の中で無害に生分解されるため、自然環境に負荷が少なく廃棄物の量も少なくなります。

【サスティナブルな素材】

リサイクル素材や天然素材にもたくさんの種類があります。

そこで詳しく紹介します。

【オーガニックコットン】

天然繊維の一種であるオーガニックコットン。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。農地・農薬・肥料に厳格な基準をもって育った綿花の事を示しています。

オーガニックコットンは農薬・化学肥料を使わずに生産されているだけではなく、柔軟剤や漂白剤などを使っておらず、選考や環境負荷が最小限に抑えられています。また、労働の安全や児童労働などの社会的規範を守って製造されたものだけが、オーガニックコットンとして認証されます。

【リサイクルコットン】

リサイクルコットンは、コットンの製造工場から出るコットンの端切れを利用した素材です。リサイクルコットンを使用することで、栽培に必要な環境資源の節約やＣＯ2を大幅に削減することができます。また、リサイクルコットンの多くは、リサイクルポリエステルと混紡されて使用されており、ソフトで快適な肌触りや、製造された繊維の寿命を延ばす事にもつながっております。

【リサイクルポリエステル】

リサイクルポリエステルはSAISAでも使用しております。ペットボトルや洋服から再生されています。ポリエステルの特徴は強度が強い事。熱で様々な形に成形でき、生産効率が良いことから衣料以外に使われることが多い素材です。

リサイクルポリエステルを使う事によって、品質も従来のポリエステルと同じように使え、原料の石油資源の使用量を抑えることが可能になります。

【再生セルロース繊維】

再生セルロース繊維とは、植物から搾取した繊維素(セルロース)を化学処理して溶かした後、人工的に糸にした植物性の「化学繊維です。代表的なものとしてレーヨンやキュプラ、リヨセルなどがあります。

【生分解性繊維】

生分解性繊維とは、土の中で無害に生分解される素材です。例えば和紙から作られた繊維などが生分解繊維です。

生分解繊維は微生物の働きによって水や二酸化炭素に分解されるため自然環境への負荷が少ないのが特徴です。日本では年間170万トンの繊維製品が廃棄され、8割が焼却や埋め立てで処理されていることから、廃棄物処理問題への解決に繋がると期待されています。

【無水染色素材】

繊維製品の製品過程では、生地の汚れを落とす作業から染色まで、製品を作る幅広い工程で非常に多くの水を使用しています。また、非常に多くの排水が出ることから、環境に大きな負荷をかけているのが現状です。

無水染色素材とは、まったく水を使わずに無地染めが行われるサスティナブル素材を指しています。高圧の窯の中で水を使わずに生地を染めるという高い技術により、水も使わず乾燥の必要もない環境に優しい染色素材が生まれました。

サスティナブルな素材といっても様々な種類があります。 SAISAではリサイクルポリエステルやオーガニックコットンを使用した生地の取り扱いをしております。環境にいかに負荷をかけずにファッションを楽しむか。様々な素材によっての特徴もありますので、それらを楽しんでもいいですね。